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7章:温もり
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『ねぇ、メイ。本当にここにいてもいいの?』
『勿論よ。リョウは私の恩人なんだから』
リョウに比べたら私の失恋など他愛もない事だ。
なのに死のうとしたり殺そうとしたり本当に愚かだった。
『良かった♪』
リョウに笑顔が戻る。
『今までは、昼は学校にいたり公園にいたりで、夜はホテルの空き室で寝ていたんだ』
『家へは行かないの?』
『ん〜、あいつが…大河がいるとイヤだからあまり帰らない』
何ですって?
子供を犠牲にしてまで、母親はまだ男と一緒にいるわけ?
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水色のひと ©著者:天海 大地
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