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16章:中学卒業間近
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そう。中学卒業間近。
私は、高校へ行くのか迷っていた。
高校へ行けばまた毎日同じ場所に居なければならない。
平均を保ち続けるのに疲れた…。
けれど
『中卒で働かせてくれる所なんて限られているわよ。』
と、先生は言っていた。
そんなある日、先生に呼ばれた。
進学の事かなぁ…。
と、肩を落としながら向かったが、全く違っていた。
『近い親戚の方がお亡くなりになられたそうよ。今日はもう早退しなさい。』
数十分もしない内に、家からの迎えが来た。
大急ぎで校門の前に車が停まる。
ちょ…ちょっと…。
こんな所に車停めないでよ…。
窓からは誰が来たのかと校舎の窓にザワザワ張り付いている子達がいる。
ぁぁ…もぅ…。
私は走って車に乗り込む。
おじいちゃんの運転で、車は、そのまま二つ隣の市まで向かった。
………車に揺られながら…中学二年の時を、思い出した。
夏休みの読書感想文で金賞を貰った時だ。
名前を呼ばれて、全校生徒の前で表彰状を受け取りに壇上へ向かう。
…しくじった。
…こんな筈じゃなかった。
目立たないよう、当たり障り無く提出したつもりだったのに…!
表彰状を貰い礼をしながら、
次はもっと上手くやろう。
と心に決めた。
私は一瞬だけ時の人になる。
クラスでも質問攻め。
良い高校に行きたい子は賞が欲しいらしく、「どう書いたら良いのか」を私に聞いてくる。
興味本位で話し掛けてくる子や、意外だと言う子…etc。
当たり障り無い返答を繰り返す。
前に、保健室で私を襲った三人も私を思い出したかのように
『またヤラせてくれよ。』
と迫って来る。
仕方なく何回か相手をした……
最新は三人だった彼等も、一人に彼女が出来て二人組になっていた。
前より少しは楽だな…
三人だと体力的に大変。
意外にも彼女が出来ていたのは、ヘラヘラした歯の無い人。
最後まで売れ残れると思ってたのに(笑)
私が中学二年の時、彼等は一つ上の中学三年。
卒業を控えた彼等は誰かと付き合いたい一心で…必死な姿がとても滑稽だった。
二人を相手にするのは意外と楽だった。
二人とも愛撫もそこそこ、早く挿入したがるしイクのも早い。
回復も早かったけど…(笑)
バックから一人が挿れ、もう一人は口で。
終わると逆になり、二人とも挿入の満足感を得て帰るのだ。
なんて「作業」のようなセックス。
三人の時にセックスの場を盛り上げていたのは、最新に彼女が出来たあの歯の無い人だった。
あぁなるほど、最新に彼女が出来た理由が分かった気がするよ。
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