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8章:すれ違いの生活 (2/10)

式は 剛が譲らなかった神前式で行った。




桜満開の綺麗な青空の下 静かな式をした。




ウェディングドレスを着たかった私は タウン誌で調べ 式の前日に二人で写真館へ行き撮った。



式の途中 父を見たら泣いていた。


(ありがとう 幸せになるよ)



父の安心と幸せの涙を初めて見た。




新婚旅行はバリ島へ行った。



バリ島は私がどうしても譲らなかった。



地平線しか見えないプライベートビーチに 夜中までやっているバーで軽く飲んだ。



波の音しか聞こえない。



「俺 幸せだ〜」



酔っ払った剛は 暗くなった海を見ながら言った。






どれだけ 擦り切れて来ただろう…


どれだけ 泣いて来ただろう…




私の心は満たされていた。




右手に Cartierの婚約指輪

左手に TIFFANYの結婚指輪。



私は満たされていた。




その頃までは……






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ダンデライオン ©著者:ゆい

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