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3章:深愛 (9/9)

お通夜・葬儀と バタバタとしていた。


私は ただ公佑のお棺の側から離れる事が出来なかった。




ただ 何も考えて無かった。



涙も出なかった。




何で 待っててくれないの?

私 2年待ったよ…




葬儀屋のアナウンスが流れる。


「最後のお別れです。どうぞ 故人にお別れの言葉を……」



皆 泣いている。


私だけ 涙が出ない。



その時 公佑の地元で公佑にひそかに思いを寄せているという噂のあった 女に



「あんたが 死ねば良かったのに」



…と 言われた。



アツシは怒り狂い 女に馬乗りになり 泣きながら

「こいつら どんだけ辛い思いしてっと思ってんだ!」


…って 叫びながら殴り続けた。




言われた私は



(あ〜…そうだよな……何で死ぬの私じゃないんだろ……)


…と思った。





出棺の時も火葬場の時も 私は泣かなかった。






思考回路が止まったままだった。





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