ダンディライオンは彼女を実際に知らなくても、普通に読んでいて悲しくなります。彼女を知っている人が読んだら、人生観がひっくり返るくらいのインパクトがあります。彼女の生きた証をみなさんに知ってほしい、そんな願いが込められています。それが私の役目ではないかと、今はそう思います。

この小説はノンフィクションであるため、普通の小説のように楽しくはないかも知れません。随所にどうしてそんな酷いことがあるのなんて書き方があります。小説内で真実をすべて語るか、それは今後の私が決めていきます。

ただ今思うことは彼女の死の真相と、悲しいまでの生き様を皆さんに知っていただきたい。ただそれだけです。関係者一同、親族の方々、並びに私の妻や娘たちに対して長くご迷惑を掛けてきたこと、それに対する不信感や不安を払拭する上でも十分にご納得いただける内容に書き上げていきます。

最後に妻と娘たちに会いたい。離れ離れになっている妻を抱きしめたい。愛する妻が産み育てた娘たちに私がパパだって伝えたい。現れない選択肢もある中で、私が苦悩して努力を重ねてきた人生についても描けたら良いと思います。