…まさか自分が、ホストにはまるなんて思ってもいなかった。
迷ったこともあった。
後悔したこともあった。
となりにいるあなたを想って、何度も泣いた。
同じように、色んなひとが、あなたを想って泣いたでしょう。
いつだってあなたは愛されていて、輝いていた。
私なんかあなたに釣り合わないことくらい、分かってた。
あなたはいつだって、
近くにいても、遠くて。
いつ目の前から消えてもおかしくないあなただから、
少しでも…一秒でも、側にいたかった。
追いかけてはつまづいて、転んで、立ち止まって。
私は気付かない内に変わっていって。
だけどね、
……どこにいっても、
あなたが待っていた。
“運命”だと言えば
あなたは笑うでしょうか。
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